このたび、2003年9月18日放映の「TVチャンピオン〜巻き寿司職人選手権〜」(テレビ東京)にて、私、菅田勇樹はめでたく優勝することができました。ご声援いただいたみなさま、日頃よりごひいきにしていただいているみなさまへの感謝の気持ちをこめつつ、ここに詳しいご報告をさせていただきます。

まず、TVチャンピオンに出場した経緯についてお話させて頂きます。

ある日ある番組制作会社から電話がかかってきました。内容は、TVチャンピオンという番組で巻き寿司職人選手権という企画があって、選手候補になって欲しいとのことでした。なんのことか全くわからなかったので、とりあえず企画書だけ送って頂くことにしました。手元に届いた企画書に目を通したところ、まず日程が週末であること、競技の内容がやったことのないことばかりであること、しかも抽象的で「こんな感じ」みたいなことが多いこと、などから断ろうと考えていました。

しかし、それからも「お願いします、候補になってください」とたびたび電話があったので、まあとりあえず候補なら出演が決まったわけでもないので、どんなものか付き合ってみようと、渡されたアンケート用紙のような経歴書を書いて送ったわけです。

ところで「何故、私のところに話が来たのか?」が不思議だったので尋ねてみました。きっかけは「創作すし」(旭屋出版)という本らしく、私の作った巻物が1つ掲載されていて、巻末に協力店として高砂寿司の住所と電話番号がのっていたので電話をかけて来たんだそうです。

番組会社のリサーチ部の担当の方は、とりあえずの候補として、それなりの職人の頭数だけは揃えなければならないということで、20人位の候補者を見つけだしたそうです。そして、番組制作会社のディレクター等の方々がカメラを片手にそれぞれのお店を訪れ、「これを作ってください、あれを作ってください」などと注文してカメラにおさめていくのです。たとえば、「ドラえもんが巻物でつくれますか?」とか「自転車をつくれますか?」とか、「回転すしのお皿に巻き寿司をのせるとしたらどのようなものが、うけるとおもいますか?」などなど無理難題ばかりでした。「もし他にどうしても出たい方がいるのなら、私はいいですから」とお伝えしたほどです。それら録画したものを会社に持ち帰り会議にかけて、出場選手5名を選んだのだそうです。

私自身この番組をじっくりみたこともありませんでしたし、収録日程が週末ということもあってずっと迷っていました。それが、何か流される様な感じで、制作会社のいわれるがままに「しょうがねーな」的に話を聞いているうちに、出場が決まっていたという感じです。ただ私にもプライドがありますので、「第1ラウンドだけは通過しなければ近所の子供に馬鹿にされる」と思い、その後、飾り巻きの練習を一生懸命がんばりました。